blog index

にょいりんかんのん

<< 長い思い出話 | main | 怖い話 >>
息子らしさ
 休日、息子はよく

 『どこか行きたい。

 と言う。

 どこに行きたいのか?と聞くと

 『分かんない。特にない。

 まるで禅問答である。


 彼の両親は『遠いところ』『人ごみ』が苦手なので、よっぽどの事がない限り人気スポット的なところへは行かない。

 そのせいか彼も『遠いところ』『人ごみ』『暑いところ』は苦手のようである。

 なので日頃は狭い範囲でちまちま行動している。


 しかし昨日は彼の誕生日であったため、

 『どこでも行きたい所に連れて行こう。

 と言った。

 彼は『どこでも』や『自由に』と言われると、なかなか決められない男である。

 今回も3日間悩み、時には娘に

 『どこ行きたい?

 と意見を聞き、続けざまに

 『お金かかんないとこね。

 と家計の心配までしてくれる。

 結局彼は、ボーリングを選択。



 見よ、この華麗なフォーム!


 たかだかボーリングと侮る事なかれ、我が家にとっては大イベントである。

 一年ほど前、彼の父親が人生初の100を切るという失態を犯して以来、程よい大きさの真ん丸いモノを見ると逃亡し、夜な夜なボーリング大の禿げが出来るという悪夢に魘され、すっかり中山律子さんから遠ざかっていたのである。


 今回行ったラウンドワンでは、『親子スコアランキング』や『ぴったりスコア』など様々な企画があり、多くの景品をいただいてきた。

 小学生の『ぴったりスコア』は80。

 1ゲーム目、Birthday Lackか、ストライク・スペアを連発した彼のスコアは156。

 しかし神通力は徐々に薄れ、体力の低下とともにスコアも低下。

 3ゲーム目、9フレームを投げ終えた息子のスコアは72。

 最終フレームで8ピン倒せばぴったり賞をもらえる息子の10フレーム1投目。

 右側の2本、6・10ピンを残し見事8ピンを倒し、合計80のぴったりスコア。

 『よっしゃー!!次適当に投げる!!(外す)

 レーンの左端に立ち、適当に投げた彼の手から放たれたボールは、綺麗な弧を描き、見事に6・10ピンを倒しスペア。

 彼らしい、これまでの人生を象徴し、またこれからの人生を暗示するかのような一投だった。
| にょいりん | 【子供】 | 22:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
コメント
コメントする


この記事のトラックバックURL
http://nyoirin.kannon.biz/trackback/864924
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>

GIFT
GIFT (JUGEMレビュー »)
the blondie plastic wagon, 篠原信夫

bolg index このページの先頭へ